閑話休題 祖父母について
私の祖父母は、父方母方ともに80代後半から、90代前半になる。双方、ボケることもなく、歩けなくなることもなく、自分がずっと住んでいる家で、毎日テレビを見て料理をして、お風呂に入って寝る、普通の生活をしている。92歳の祖母が揚げる天ぷらを、奇跡みたいなもんや、と叔父が言っていた。もちろん耳は多少遠くなっているが年並みと言えるだろう。祖父はというと、毎日10キロ歩いている。
そういえば、私のお花の先生の先生ももうすぐ101歳の誕生日で、今度リーガロイヤルホテルの中華でお祝いするそう。
そんな感じだから、何だかそれがまだまだ続いていくような気がするし、心からそう祈っている。
大阪駅が新しくなるまで生きてへんわ、と、祖父母は言っていた。
新しい大阪駅は完成し、祖父母は今日もいつもの百貨店で、アジの干物や季節のフルーツを買っている。